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よくある質問

よくある質問

 
良くある質問・疑問に答えるコーナーです。
 

 

Q:シャフトを短く(切る)するとバランスは変わりますか?
切る長さとしてはどれくらいが限界ですか?

A:はい、変わります。
1インチ切ると、6ポイント下がります。当然半インチで3ポイント下がりますが、手始めとしては0.25インチカットくらいで試してみた方が良いでしょう。
いっぺんに切ってしまうとクラブが完全に別物になって取り返しのつかない状態になりますので注意をしてください。
それから、下がった分のバランスを鉛板などをヘッドに貼り調整しますが、完全に元のバランスに戻すと、ヘッドだけが重く感じて振りにくくなりますので、下がった分の半分くらい戻して様子をみると良いです。
 

Q:グリップで球筋が変わりますか?

A:はい、変わります。
グリップで大事なことは、素材(ラバー・コード・シリコン系)の違いによる握り心地やフィーリング・フィット感ですが、バックラインの有無による影響もあります。
 
バックラインとは、グリップの下方部に少し出っ張った帯があります。これがバックラインです。グリップの種類によっては結構強く感じる物や緩やかに感じる物もあります。
 
バックラインの役割は、出っ張った部分が指の関節にかかり、フィット感を増し、力を伝えやすくし、インパクト時にフェースが開くのを防ぐ役割や、同じ握り方をする為のガイドの役割もあります。しかし逆に邪魔になる場合もあります。
 
フックで悩んでいるプレイヤーは、インパクト時に必要以上にフェースを返してしまいフックが出やすくなる傾向もあります。このような場合、バックラインの無いものを装着すると、ヘッドの返りを抑えられフックが軽減します。長年のフック病が治ったプレイヤーも沢山います。
 
逆に、スライスに悩んでいるプレイヤーにはフェースの返りを助けてくれるのでスライス防止にも役立ちます。
 
グリップ装着の際に向きを間違うと大変なことになりますのでグリップ交換は専門家に任せたほうが良いでしょう。
 

Q:ドライバーとアイアンの打ち方は、違うのでしょうか?ボール位置やスイングについて教えて下さい。

A:ドライバーもアイアンも基本的なスイングは変わらないです。
変わる点は、ボールに対するヘッドの入り方が違います。
 
大きく分けるとダウンブロー、レベル、アッパーブローに分かれます。クラブ別にスインングを大まか分けると、ドライバーはレベルからアッパーブローでアイアンがダウンブローといった感じです。しかし、状況によってはアイアンでもアッパー、ドライバーでもダウンブローでスイングする場合もあります。これは、プレイヤーの技術のレベルにもよりますのであまり深く考えない方が良いと思います。
 
よく勘違いしやすいのが、ダウンブローを打ち込むスイングと考えている人が多いですが、クラブの円軌道上の最下点をボールより先で向かえるスイングがダウンブローです。

トップからダウンスイングに入った時、アドレス時の重心位置よりボール前方に重心移動させながらスイングすると自然なダウンブロースイングが出来ます。
決して打ち込もうとしてスイングをしてはいけません。
 
レベルは、横から払いのけるように水平スイングします。
アッパーブローは、ボールを下から打ち上げるようにスイングします。
重心移動をさせつつも、重心がボールより先に行かない、つまりボールの後方で身体を回転させるとレベル、アッパーブローのスイングが出来ます。
 
実は、ドライバーもダウンブロースイングなのです。
ドライバーでダウンブローと言うと、ドライバーでターフをとるのかと思いますが、それではないのです。正しいドライバーのダウンブローは、ボール手前で最下点を向かえ、そこからヘッドが上がり際でボールをヒットする。
これが正しいドライバーダウンブロースイングです。
 
スイング中、身体の動きの中にあおるような動き(へそが上を向く)も無く、綺麗な回転運動でボールを叩きますので打ち出し角も高く、体重もしっかりボールに伝わり重たい球種で飛んでいきます。力を入れていないように見えてヘッドスピードの上がるスイングです。
 
ボールの位置をよく質問されますが、かかと線上とかかかとよりボールいくつ内側といったような説明を聞くと思います。かかとが基準になっているようですが、スタンスの幅が変わるとボールの位置関係は変わってしまいます。
 
そこで、基準をかかとでなく、基準を体の中心に変えて考えると、スタンスの幅が変わろうともボールの位置は変わることはありません。常にドライバーは中心より何個、アイアンは何個といった感じで覚えるようにした方が、ドライバーの場合はライの状況は大きく変わることはありませんが、アイアンは、毎回違うと考えてもよいくらい変わります。

このような時に、ボールの位置を体の中心から考えた方が、ボールとの位置関係が狂いにくくミスショットを防げます。
 

アイアンヘッドの違い(マッスル、キャビティ、ポケットキャビティ)

マッスルバックアイアンは、ブレードアイアンまたはコンベンショナルアイアンともいいます。打点の部分が厚くできており、芯がはっきりしていて弾道も強く距離感が安定しているのが特徴です。その反面、ミスヒットした時に方向や距離に素直に結果が出るので、どちらかというと芯を外さない上級者に好まれます。最近は、ネックを短くし低重心化を図った優しいモデルも多く見られます。
 
キャビティーアイアンは、重量周辺配置方式ヘッドといわれ重量をヘッド中央より外に配する事でスウィートスポットを広く設定できるヘッドです。低重心でボールも掴まえ易く上がりやすく、フェースに対して横方向のミスをカバーしてくれる特徴があります。
 
ポケットキャビティーアイアンは、キャビティー構造をポケット状にする事で重心を深く設定できます。その事で更にスウィートスポットをより広げる事が可能になりました。スウィートスポットというよりもスウィートエリアと呼んだ方が正しいくらいです。最近では、ポケットキャビティーと呼ばれるタイプのヘッドが主流になる傾向があります。
 

シャフトの違い(スチール、カーボン)

カーボンとスチールの大きな違いは重量です。クラブを振る際に一番感じる不具合は重さです。パワーに自信の無いプレイヤーでも、多少硬く感じても軽いと振り切る事が出来ます。重たいクラブは、プレイヤーの持っている力に直接関係しますので振り切れない、もしくは正しくスイング出来ないという現象がおきます。また、逆にパワーのあるプレイヤーに軽過ぎるカーボンを使用するとタイミングが早くなったり筋肉が反応しなかったりなどの現象がおきミスショットの原因にもなります。
 
それと、スイング的に合わない場合があります。リストターンのあまり上手く出来ないプレイヤーにはカーボンシャフト。リストターンの強いプレイヤーにはスチールシャフトといった分け方もあります。カーボンは、特別なシャフトでない限りトルクが3度から4度くらいあります。このトルクがリストターンを助けてくれるのでパワーに自信がなかったりリストターンが上手くいかないプレイヤーには有効的です。逆にパワーのあるプレイヤーにはトルクが邪魔をしますので飛びすぎたり方向性に支障が出たりします。
 
自分のフィーリングと、どちらに当てはまるか考えてシャフトを選ぶと、かなり効果は上がります。
 

難しいor簡単なヘッドとは?

構造的に又は物理的に考えると、低重心・深重心・ワイドエリアのヘッドが簡単になります。しかし、スイングのタイプによってはこれが全てではありません。ダウンブローに打ち抜いていくプレイヤーにはこの優しさが逆効果になる場合があります。低重心過ぎてインパクトがボケたり距離が揃わなかったりなどの不具合がおきます。見た目には難しいマッスルバックアイアン等の方が有効的な場合もあります。決して優しいヘッドといわれるヘッドが全てではなく、自分のスイングタイプを良く理解しキャビティー派かマッスル派のどちらに類するかを考えた方が良いでしょう。
 

アイアンの選び方の目安

前項のポイントを考えながら自分のフィーリングを大切にアドレスし易い自分好みの顔のアイアンを選ぶと良いです。それから、自分のヒッティングポイントも重要になります。例えば、ヒールよりにヒッティングポイントのあるプレイヤーは、やや小ぶりの重心距離の短いヘッドが効果的で、センターより先にヒッティングポイントのあるプレイヤーはやや大きめのヘッドを選んだほうがより効果が上がります。決してメーカーだけで選ばない方がいいですね。
 

ドライバーのロフト角の選び方

 
表記ロフトとノーマルロフトとリアルロフトの違いについて
 
最も単純な選び方は、弾道の高低を調整する目的で決めます。上がり過ぎるプレイヤーは、ロフト角の少ないヘッドを選び、逆に上がり難いプレイヤーはロフト角の多いヘッドを選びます。また、スイングのタイプによってもロフト角は変わります。ややアッパーブロー気味にボールに当たる人は、ロフト角の少ない方が必要以上に上がり過ぎないので効果的です。ロフト角は、表記ロフト・ノーマルロフト・リアルロフト・インパクトロフトの3通りがあります。表記ロフトは、ヘッドに表記されている数字の事です。ノーマルロフトは昔ながらの測定方法でソールとフェースに分度器を当てて測定したロフトをノーマルロフトと言います。リアルロフトは、フェースとソールを地面と飛球腺にスクエアにセットし、シャフトを垂直に固定した状態でシャフトを基準に測定した角度をリアルロフトと言います。ソールの形状が複雑になってきてノーマルロフトでの測定が曖昧になってきた為に一定の基準を設けられるリアルロフトという測定方法が採用されるようになりました。インパクトロフトは、ボールに当たる時のロフト角をインパクトロフトと言いますが数字で表しにくく通常は使用しません。ソール基準かシャフト基準の違いで呼び方が違います。ロフトは、打ち出し角度とスピン量に大きく関係します。ヘッドスピードに適したロフトを選ぶ事で最適な打ち出し角とスピン量を確保できます。フェード派は小ロフト、ドロー派は大ロフトというのも選び方の目安になります。スライスに悩むプレイヤーは、ロフト角をやや多めのヘッドを選んだほうが効果的です。近年では、ヘッドの低重心化とボールのロースピン化が進み、スピン量を気にせず大きな打ち出し角を確保する為にハイロフトのヘッドが多くなってきています。物理学が大きく活かされ少ないロフトでもボールが上がりやすく、更にロースピンといった飛ばす為の条件を持ち合わせたヘッドが開発され登場してきています。
 

ディープフェースとシャローフェースの違いは?

 
単純にフェース高が厚いヘッドをディープフェースといい、フェース高が薄いヘッドをシャローフェースと言います。しかし、フェース面からヘッド背面までの長さの割合によっては厚いフェースでもシャロータイプに入るヘッドもあり、同じヘッド厚でも背面までの長さが短ければディープになり、長ければシャローになります。スイートスポットを両者比べてみると、ディープは横方向より縦方向のミスヒットに強くスピン量も少なく吹き上がりを抑え飛距離をかせぎます。逆にシャローは横方向に強く球を掴まえ易い特徴を持って、大きく芯を外しやすいプレイヤーはシャロー気味のヘッドを選んだ方が良いです。
 
一時期の考え方では、ディープはハードヒッター、シャローはレギュラーヒッター的な考え方もありましたが、ツアーなど見てもわかるようにハードヒッターでもシャローを使っているのをよく見ます。それだけ、球のスピン量をコントロールでき優しく飛ばすヘッドが開発されています。
 
また、ディープとシャローは構えた時の見え方(投影面積)が違い、同じ体積でもシャローの方が大きく平べったく大きく見えます。大きく見えるヘッドは、同じ長さの場合、全長が実際の数字より短く見えます。この見え方、つまり目の錯覚を上手く利用して飛ばし易いクラブを作る事が出来ます。クラブの飛ばしの3要素「長い・硬い・軽い」の「長い」を最大限に活かす事ができます。シャフトの軽量化と高弾性化が進んだ現在では、諦めていた飛距離を取り戻す事が可能になってきています。
 

シャフト先端に鉛などを入れてバランスを重くすると、ヘッドの重心距離が変わるのではないかと聞きますがそうなんでしょうか?

 
基本的には鉛をシャフト先端に入れる調整は好ましくありません。ただし、グリップ・シャフトにも個体差があるので少量での調整は仕方ない部分もあります。1ポイントくらいの調整であれば重心距離に大きく影響は出ないです。重心距離が変わるほどの鉛の充填は、最初でスペックの見直しをした方が良いでしょう。